2020
21
Nov

のんびり・ゆっくり気ままに過ごす美味しいものを食べる

【埼玉・秩父】秩父温泉郷囲炉裏の宿・小鹿荘

秩父温泉郷囲炉裏の宿・小鹿荘

こんにちは。おすすめの旅をご紹介する週末旅日記です。
今回は東京都内から約80分。電車でも車でも気軽に訪れることができる埼玉県の観光地「秩父」をご紹介します。首都圏にお住いの方にとっては日帰り観光地のイメージが強い秩父ですが、秩父にはいい温泉といいお酒があり、宿泊しないと味わえない楽しさがあります。
宿泊したのは囲炉裏を囲んでの食事を楽しむことができる「小鹿荘」というこじんまりとした宿。秩父ならではの料理とお酒と温泉を堪能することができました。

※このブログの内容は2020年11月時点のものです。新型コロナウイルス感染症の影響で旅館のサービス内容等は変更になる場合があるので、利用される場合は事前にWebサイトなどで最新の情報を調べておくことをおすすめします。

【池袋から新型特急「Laview(ラビュー)」で秩父へ】

Laview(ラビュー)

秩父に電車で行く場合は西武鉄道を利用することになります。今回は池袋から2019年3月にデビューした新型特急「Laview(ラビュー)」に乗って秩父に行きました。
「Laview(ラビュー)」は、「L」贅沢(Luxury)なリビング(Living)のような空間、「a」矢(arrow)のような速達性、「view」大きな窓から移りゆく眺望(view)から成る造語。都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急として、多くの乗客に特急電車での旅を楽しんでいただきたいという想いが込められているそうです。(西武鉄道Webサイトより)

Laview(ラビュー)
ラビュー車内

実際に乗車してみるとまず窓の大きさに驚かされます。座席に座ると足元近くまで窓があり、外から足元が見えているのではと思ってしまうほど。大きな窓のおかげで車内は明るく、白い壁の室内に黄色を基調とした座席シートが並ぶ光景は、まさに贅沢なリビングのような空間。座席にゆったりと座ると、リビングで寛いでいるかのような感覚を味わうことができます。

Laview(ラビュー)
ラビュー車内でビール!

西武百貨店池袋本店の地下で、昼食とビールを買い込み乗車しました。(ラビューには車内販売がないので駅で買い物を済ませておきましょう)鉄道の旅は車の運転を気にせずにお酒を楽しめるのがいいですよね。大きな窓から沿線の車窓を楽しみながら美味しいビールを味わっていると、池袋から西武秩父までの約80分の電車の旅はあっという間です。

【「Laview(ラビュー)」のおすすめの座席位置は偶数番号】

Laview(ラビュー)
ラビュー車内

大きな窓が特徴の「Laview(ラビュー)」ですが、やはり窓と窓の間には仕切りがあります。仕切りを気にせずに大きな窓からの車窓を楽しみたいですよね。結論からお伝えすると、おすすめの座席位置は「偶数番号」の座席です。
池袋発西武秩父行きのラビューは、途中の飯能駅で方向転換することになっていて、飯能から先は進行方向が逆になります。なので乗客は飯能駅に到着すると自分の座席を回転させます。池袋から飯能までは「奇数番号」の座席が仕切りの影響を受けないのですが、飯能で座席を回転させるので、飯能から先は今度は「偶数番号」の座席が仕切りの影響を受けなくなります。飯能までの街中の風景も楽しいですが、やはり飯能から西武秩父までの山間部の風景が秩父への鉄道の旅の醍醐味。「偶数番号」の座席を選ぶと、窓と窓の間の仕切りに邪魔されずに大きな窓から秩父の山々の景色を楽しむことができます。

【宿は赤谷温泉「小鹿荘」へ】

赤谷温泉「小鹿荘」
小鹿荘

小鹿荘は小鹿野町にある赤谷温泉の温泉宿。秩父夜祭りをイメージした建物が特徴的です。赤谷温泉はメタケイ酸・メタホウ酸を含むアルカリ泉質で、小鹿荘はタンクローリーで温泉を運んできているようです。源泉は19度くらいなので加温して提供されています。Ph値が10近くあるのでぬるぬるしたお湯を想像していましたが、無色透明でくせがなく少しぬるめのお湯。いつまでも入っていられるやさしい温泉です。内湯と露天風呂があり、それぞれそんなに大きくはないですが、こじんまりとした宿なので混雑することなくゆっくりとお湯を楽しむことができました。

【小鹿荘の名物は囲炉裏を囲んでの夕食】

小鹿荘
小鹿荘囲炉裏

夕食は囲炉裏を囲んでいただきます。宿の玄関にある梨の実を焼酎に漬けてサイダーで割った食前酒から始まり、秩父の幸を余すところなく味わうことができる夕食。日本酒を青竹に入れて囲炉裏の灰に立ててお燗をした竹酒と一緒にいただきました。日本酒にほのかに竹の香りが移った味わい深い竹酒は、囲炉裏ならではの楽しみ。小鹿荘を訪れたらぜひ注文することをおすすめします。

小鹿荘囲炉裏
岩魚の塩焼き

前菜、先付には手の込んだ料理が並び、秩父名物味噌豚の陶板焼き、茄子と海老椎茸の包み揚げなどの料理が次々と出てきます。特に絶品だったのは囲炉裏で焼いた岩魚の塩焼き。岩魚の身がほんとにふっくらと焼きあがっていて、皮の香ばしさと適度な塩味が相まって絶妙の味。背骨と頭としっぽを残して全部食べてしまいました。今まで食べた川魚の中で断トツの一位。炭火の力の偉大さをあらためて感じました。

小鹿荘囲炉裏
絶品の木こり鍋!

鍋料理として提供された山の木こり鍋も絶品でした。醤油ベースの出汁に具材として入っていたキノコ類や地鶏の旨味が染み出していて、どんどん箸が進みました。

小鹿荘囲炉裏
〆のお餅は宿の自家製!

ここまで食べ進めてくるとかなり満腹になるのですが、さらに自家製の餅が振舞われます。炭火で軽く炙ってこし餡を付けていただくのですが、これがまた絶品。やはりつきたてのお餅は味も食感も全然違いますね。いい〆になりました。
食べきれないほどの充実した食事。お腹も心も大満足の夕食でした。

【巨大なきのこ汁と味噌づくしの朝食】

小鹿荘
味噌づくしの朝食

朝食も充実の小鹿荘。どんぶりに入った巨大なきのこ汁が登場します。しめじ、なめこ、えのきがふんだんに入ったきのこ汁は朝の目覚めに最適でした。メインの鮭の味噌焼も、味噌の味が強すぎず優しい味。そして、サラダにも味噌をからめたドレッシングがかかっていて、秩父名物の味噌をふんだんに使った朝食が振舞われます。特にサラダの味噌仕立てのドレッシングは、新しいサラダの食べ方を提案してくれたようで新鮮でした。
旅館の朝ごはんらしく、ご飯のお供が勢ぞろい。ついつい朝から食べ過ぎてしまいました。

宿泊するとより一層楽しめる秩父の温泉と料理とお酒、日帰りでは味わえない秩父の魅力を感じる旅に出掛けてみませんか?

 

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