2016
18
Sep

絶景で非日常を味わう

【湯西川温泉】那須、会津「大内宿」、湯西川温泉への旅

こんにちは。
おすすめの旅をご紹介する週末旅日記です。
9月の最初の週末にドライブ小旅行に行ってきました。
目的地は栃木県:湯西川温泉。その道中で那須や大内宿、足尾銅山などを訪ねてみました。

<那須ロープウェイから一望する那須、福島>
那須は今回で3回目。東京から那須まではドライブで約3時間半。那須はログハウス風の別荘やおしゃれなレストラン、カフェが多くリゾート感が溢れています。那須ロープウェイはこれまでもトライしようとしてきたのですが、天候が悪くて締まっていたり、雨天であきらめたりで行けなかったスポットです。この日東京は晴れていて途中宇都宮くらいまで晴れていたのですが、那須に近づくにつれ雲が多くなっていました。今回は何とかリベンジしたかったのですが・・・

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ロープウェイは動いていて乗れたものの、ロープウェイが上昇するにつれて始めは青空が見えていたのですが、上空にだんだん雲が増えていって・・・

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駅に着くと一面雲に覆われてしまいました。残念!
ロープウェイのガイドさんによると、今朝7時頃は雲一つないいいお天気だったそうです。山の天気は変わりやすく、あっという間に雲の覆われてしまいホワイトアウトしてしまいました。その中でも、駅周辺からかろうじて撮れた写真がこちら。

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下の方にうっすらと広がっているのが那須の街、そして左側は福島だそうです。
もともと雨の多い栃木ですが、今年は特に雨の日が多く、ロープウェイ自体も運休の日が多かったとか。今日は何とか動きましたが、この後のお天気も期待はできないみたいでした。このロープウェイはまたリベンジしたいと思います。朝早い方が晴れている可能性が高いようです。
営業時間は、
通常 8:30~16:30
冬季 9:00~16:06
夏季 8:00~16:30
20分間隔で運転しています。
111人乗りということで、結構大きなゴンドラです。ロープウェイ乗降者には老若男女、登山の服装の方が多くいらっしゃいました。幅広い年代の方が登山を楽しまれているようです(山頂までは40~50分程度の初心者コース)。山登りしなくても、ある程度上の方まではなだらかな階段があるので、運動靴で行けば十分楽しめます。
ロープウェイ山頂駅付近1,684mで咲いていた紫色の花「エゾリンドウ」。

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ガイドさんによると、こんなに大きいエゾリンドウの花は街の花屋さんではなかなか売っていないとか。高山植物も山登りの魅力の一つ。珍しいお花を見ることができました。

<夏の終わりの会津「大内宿」>
那須を後にして一路会津へ。宿場町「大内宿」をめざしました。
大内宿は、約400年前江戸時代の重要な運搬路道である津西街道沿いの宿場町。参勤交代で江戸へ向かう大名や旅人の宿場町として栄えたそうです。時代劇のセットに迷い込んだような独特の雰囲気。
大内宿は一度真冬に訪ねたことがあります。雪の大内宿も幻想的で素敵なのですが、夏はまた別の顔を見せてくれました。那須は曇っていたのに、福島の空は秋を感じさせる青空。とはいえ気温は高く残暑が厳しい大内宿です。

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通りのあちこちで見かけた、水路で冷やされている飲み物。都会ではなかなか見ることができない光景。見た目に涼やかです。
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そしてどこか懐かしい味の「会津磐梯サイダー」。乾いた喉にしゅわっと弾けます。オリジナルのパッケージもレトロ。

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そして大内宿名物「高遠そば(たかとうそば)」。大内宿は1kmにわたって茅葺き屋根のお店等が並んでいます。その中の1軒「三澤屋」さんでねぎそばをいただきました。会津の殿さまを「おいしい!」と唸らせた高遠そば。写真のように、お箸の代わりと薬味をかねて1本ねぎでいただく、大根おろしがたっぷり入ったそばです。実際にはそばがねぎにひっかからずちょっと滑るのでお箸もちゃんとついてきますよ。高遠そばは前回(真冬)もいただいたのですが、その時ねぎは全部いただいたのですが、今回のねぎは辛みがあり薬味程度しか食べられませんでした。やはり冬の方がねぎにほんの少し甘みがあったのかもしれません。ちなみにこのねぎは食べやすいよう少しカーブがつくように特別に育てているそうです。三澤屋さんでは、サイドメニューで会津料理で江戸時代の末期から祝膳料理として食されてきた「こづゆ」や、季節の食材の天ぷらなどもおすすめ。特に「こづゆ」はこの地方にしかない料理なので一食の価値ありです。
上の写真は三澤屋さんの外観。
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ちょっと離れた神社から撮影。街並みがジオラマのように見える面白い撮影スポットです。ここから撮影する時のポイントは、午後は逆光になるので、順光になる午前中の方がおすすめです。(この写真は午後に撮ったので逆光になっています)

江戸時代の宿場町にタイムスリップしたような、古い日本を味わえる場所です。

<平家の落人伝説が伝わる-湯西川温泉へ>

本日の宿は栃木県の秘湯 湯西川温泉。栃木県日光市の日光国立公園内にある、平家の落人が逃れて住みついたという伝説の温泉です。湯西川の渓谷沿いに続く温泉街には、少し鄙びたいい感じのお宿が並んでいます。泊まったのはその中の、桓武平氏 ゆかりの宿「平家の庄」。1718年(享保3年)創業、秘境の老舗旅館。見た目から独特の雰囲気が漂っています。

【湯西川温泉の効能について】
泉質/アルカリ性単純温泉
源泉温度/源泉温度56.2度、毎分319リットルの天然温泉
効能/神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・切り傷・火傷・病後回復期・疲労回復・健康増進
※温泉は源泉2本所有の天然温泉100%掛け流し

湯西川温泉は、美肌効果がスゴイ!アルカリ性なので、温泉に浸かっている時はお湯が肌にとろっと気持ちよく馴染みます。そして上がってからは保湿効果とともにしばらくお肌がつるつる。2~3日はこの感じが続きました。美肌効果は効能の中にはなく、あまり前面に出していないようですが、効き目が実感できました。

翌日は宿からほど近い「復元 平家の里」へ。平家落人の生活様式を後世に残すため、村内の茅葺き屋根の民家を移築し再現した民族村になっています。平家がどのようにここまで落ち延びてきたか、歴史をしっかり勉強できるスポットです。湯西川温泉街からとても近いので、温泉に行かれる際はセットで訪れてみてはいかがでしょうか。

<足尾銅山でトロッコ体験>
湯西川温泉を後にして次に向かったのは、日本史の教科書にも出てきた足尾銅山。湯西川温泉から車で1時間程度の場所にあります。400年の歴史を持つ、“日本一の鉱都”と呼ばれた足尾銅山。総延長は1,234kmで東京・博多間に匹敵する長さで、大いに栄えた足尾銅山の坑内観光施設です。正直行く前はちょっと地味な観光地だと思っていたのですが、これが意外と楽しめるスポットでした。

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まずはトロッコに乗って、銅山の入口まで進みます。写真が当時実際に採掘した銅を運んでいたトロッコ。そのトロッコに乗るのは短い距離で、その後は薄暗い坑道を歩いて行きます。狭く暗い坑道のあちらこちらにリアルな人形が佇んでいて、当時の辛く厳しい鉱石採掘の様子を表現しています。人形と分かっていながら、急に現れると驚いてしまう、何だかアトラクションぽい感じがあります。坑道の中はひんやり涼やか。真夏の来訪がおすすめです。

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全長700メートルの坑道を抜けると、鉱石から銅になるまでの過程などが展示してあるコーナー。足尾銅山の歴史や内容だけではなく、鉱山のしくみもよく知ることができます。また、当時の小判や寛永通宝などを触る体験もできて楽しめました。

<今回の絶景ポイント>
やはり大内宿はおすすめです。タイムスリップ感を味わえる絶景スポット。非日常的な空気で心も体も開放されます!

 

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