2020
13
Jan

絶景で非日常を味わう美味しいものを食べる

【京都・宇治】世界遺産「平等院」と周辺の絶品グルメをご紹介!

平等院「鳳凰堂」

こんにちは。おすすめの旅をご紹介する週末旅日記です。
今回は京都市の南に位置する京都府第2位の人口を誇る都市「宇治」。宇治には世界遺産「古都京都の文化財」に登録されている平等院と宇治上神社があり、また宇治茶の産地として多くの観光客が訪れています。今回は世界遺産である平等院、宇治上神社と宇治ならではのお茶を使ったグルメ、そして、宇治に訪れたならぜひ立ち寄って欲しいパン屋の名店「たま木亭」をご紹介します。

< 世界遺産 「平等院」 がある京都・宇治へのアクセス>

京都から宇治へのアクセスはJRか京阪電車京都駅からはJR奈良線が便利で約17分でJR宇治駅に到着します。京都市街地の中心地「四条」「三条」からは京阪電車が便利。京阪本線で中書島まで行き、そこから宇治線に乗り換えて約40分で終点の宇治駅へ。京都市内から少し足を延ばすだけで気軽に訪れることができます。

<10円玉に描かれている平等院「鳳凰堂」>

平等院「鳳凰堂」
庭園と一体化した景色はまさに絶景

平等院は1052年に当時の関白藤原頼通によって、父道長の別荘を寺院にあらためる形で創建されました。見どころは10円玉に描かれている「鳳凰堂」と平等院に伝わるさまざまな宝物を展示する博物館である平等院ミュージアム「鳳翔館」。鳳凰堂は極楽浄土の宮殿をモデルにした、中堂、左右の翼廊、背後の尾廊からなる建物です。正面から見た姿が翼を広げた鳥のように見えることと、屋根上に1対の鳳凰が飾られていることから鳳凰堂と呼ばれているようです。鳳凰堂は池の中島に建てられているのが大きな特徴で、風が穏やかな日は水面に宮殿が映り込みます。鳳凰堂と庭園と一体化した景色はまさに絶景です。
堂内には平安時代を代表する仏像「本尊阿弥陀如来坐像」をはじめとした、平安時代・浄土教美術の頂点が集約されていて見ごたえ十分。9:30~16:10の時間帯に20分毎、各回40名定員で鳳凰堂の内部を拝観することが できます。今回は10時過ぎに訪れた時点ですでに待ち時間1時間半以上だったので、残念ながら拝観は断念しました。9:00から受付していて先着順でなくなり次第終了するので、拝観を希望される方は早めに拝観することをおすすめします。
平等院ミュージアム「鳳翔館」は拝観料に含まれていて追加料金なしで楽しむことができます。特におすすめはやはり「鳳凰」。平安時代に作られた初代の鳳凰が大気汚染による錆害などから守るために保管展示されています。

<日本最古の神社建築「宇治上神社」>

日本最古の神社建築「宇治上神社」
日本最古の神社建築とされている本殿

平等院とは宇治川を挟んだ対岸にある神社です。宇治川にある中州「宇治公園(橘島)」を経由して、平等院から歩いて7~8分程度で訪問できる近さにあります。すぐ近くに「宇治神社」があるので間違えないように要注意です。平等院から行くときは宇治神社の境内を通り過ぎた先に宇治上神社があります。平等院と同じく「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている社寺。本殿は平安時代の建築物で現存する神社建築では日本最古とされています。境内には宇治七名水のうち唯一現存している「桐原水」が湧き出ていて、歴史を感じるスポットです。

<昼食には宇治の抹茶を練りこんだ「茶そば」がおすすめ>

宇治の抹茶を練りこんだ「茶そば」
抹茶の色が鮮やかな茶そばとそば稲荷

宇治を訪れたらぜひ食べてみて欲しいのが、そば粉、小麦粉に名物である宇治抹茶を練りこんだおそば「茶そば」です。今回は平等院表参道にある「真手打ちそば処 ながの」で茶そばを堪能しました。平等院から歩いて2~3分のところにあり、店頭で手打ちそばの実演をしているお店。宇治の抹茶をふんだんに練りこんだ茶そばや北海道産のそば粉を使ったざるそばやにしんそばなどのメニューがありますが、今回は茶そばと「そば稲荷」のセットをいただきました。茶そばはまずは何もつけずに香りを楽しんでくださいとのことでした。ほんのりとお茶の風味を感じることができて、しっかりとしたこしのあるそばでとても美味しかったです。「そば稲荷」は厚揚げの中のご飯がそばになっている稲荷寿司。京都にしては珍しく厚揚げにかなりしっかりとした味が付いていました。

<お土産におすすめ「茶だんご」>

通圓(つうえん)には茶屋も併設されています
通圓(つうえん)には茶屋も併設されています
駿河屋の茶だんご
駿河屋の茶だんご

宇治ならではの抹茶を使った和菓子「茶だんご」もおすすめです。今回は京阪宇治駅の近くにある通圓(つうえん)駿河屋の2軒の茶だんごを堪能しました。宇治の数多くのお店で販売されていますがこの2軒は老舗として有名。抹茶の味が濃くて甘さ控えめ。飽きが来ない味なのでいくつでも食べられます。
お土産として購入する方が多いですが、通圓(つうえん)では茶だんご3つを串に刺したものの3本セット、駿河屋でも茶だんご3つを串に刺したものを1本から購入することができて、手軽にその場で食べ歩きすることもできますよ。

<せっかく京都に行くなら是非パン屋めぐりも!「たま木亭」の絶品パン>

住宅街にあるパンの名店「たま木亭」
住宅街にあるパンの名店「たま木亭」
並んででも手に入れたい絶品のパン
並んででも手に入れたい絶品のパン

京都と言えば和菓子をイメージしがちですが、実は京都はパンの消費量が日本一と言われています。パンの名店が多くありますが、今回は京都を代表するパンの名店「たま木亭」をご紹介します。JR奈良線「黄檗駅」から徒歩5分、京阪宇治線「黄檗駅」から徒歩6分、京都大学「宇治キャンパス・宇治おうばくプラザ」の向かいの住宅街にあるパン屋さんです。お店に近づくとバターのいい香りが立ち込めています。お店の周辺には32台分の駐車場が用意されていますが、私たちが立ち寄った時は満車になっていました。遠方から通っているお客さんが多いのだと思います。お店の前にも長蛇の列ができていましたが、ガードマンが駐車場と行列の整理をしているので皆さん整然と並んでいらっしゃいました。30人くらいは並んでいましたが、30分程度でお店に入ることができました。イートインはなく、買って帰るだけなので見た目ほどは待つ感じはありませんでした。おすすめは「クロワッサンたま木」、「和栗のパン」、「宮崎」、「博多」。「クロワッサンたま木」は芳醇なバターの香りが食欲を誘う朝食にぴったりのパンです。「和栗のパン」は栗の風味をしっかりと楽しめる一品。そして「宮崎」と「博多」はお惣菜系のパンです。「宮崎」は宮崎名物の炭火焼きの焼き鳥が入っていて食べ応え十分。「博多」は博多名物の明太子とマーガリンの相性が期待を裏切らないパンです。他にもたくさんのパンが美味しそうに並んでいて選びきれないほどでした。パン好きの方にはおすすめのお店です。宇治に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

 

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