2019
7
Dec

絶景で非日常を味わう

【佐賀/紅葉】佐賀県随一の絶景スポット「御船山楽園」紅葉の楽しみ方

佐賀/御船山楽園

こんにちは。
おすすめの旅をご紹介する週末旅日記です。今回は九州佐賀編の第1弾。佐賀県随一の絶景スポット「御船山楽園」の楽しみ方をご紹介します。御船山楽園は武雄温泉にあり、300万年前有明海から隆起してできた標高210メートルの御船山の断崖を借景にして造園された庭園です。江戸時代に第28代武雄領主の鍋島茂義(1800~1862)によって、約3年の歳月をかけて1845(弘化2年)に完成した15万坪の敷地を誇る池泉回遊式庭園で桜やツツジの名所として有名。紅葉スポットとしても多くの観光客が押し寄せます。

佐賀県/御船山楽園の入口
佐賀県/御船山楽園の入口

<九州佐賀国際空港からレンタカーで約1時間>

今回はANAのマイレージ特典航空券を使って土日の1泊2日で旅行しました。土日のいい時間帯に福岡空港便や長崎空港便の特典航空券を押さえるのはかなり難しいですが、佐賀空港であれば早めに計画を立てれば特典航空券を押さえられるチャンスがあり狙い目です。
九州佐賀国際空港から御船山楽園まではレンタカーで約1時間。高速道路がないので意外と時間がかかります。駐車場はそんなに大きくないですが、桜のシーズンや紅葉のシーズンには近くの武雄競輪場などに臨時駐車場が作られ、御船山楽園までの無料送迎バスが運行されるので便利です。

<青空をバックに御船山を撮影できるのは午後>

紅葉の季節の御船山楽園。
一枚の絵のように美しい紅葉の季節のリフレクション

庭園に入るとまず大きな池が目に入ります。この池は大池と呼ばれ、ひょうたん型の形をしています。大池の周辺は最も紅葉が鮮やか。大池沿いに歩いて行くとすぐに、御船山楽園を象徴する御船山をバックに庭園と大池を1枚に収めることができる撮影スポットに辿り着きます。青空をバックにした御船山と、大池周辺の紅葉、そして鏡のような水面に映りこんだ御船山や紅葉のコラボは、まさに秋の絶景。午後は順光になるので訪れるなら午後がおすすめです。

<季節ごとに楽しめる庭園>

御船山の断崖下に広がるツツジ谷
御船山の断崖下に広がるツツジ谷

紅葉シーズン以外もおすすめです。春の桜のシーズンはソメイヨシノやヤマザクラ等、5千本もの桜で庭園は華やかに彩られます。そして、庭園の奥にはツツジ谷があり、5月には一面が5万株、20万本のツツジで鮮やかなツツジの絨毯に。御船山の断崖下に広がるツツジ谷は、起伏に富むすり鉢状の地形と相まって多彩な眺望を楽しむことができます。

5月には一面が5万株、20万本のツツジで鮮やかなツツジの絨毯に
5月には一面が5万株、20万本のツツジで鮮やかなツツジの絨毯に

散策ルートの途中には茶屋があります。この茶屋は「萩野尾御茶屋」と呼ばれ第28代武雄領主、鍋島茂義公が江戸後期の造園時に創設した茶室です。イベント開催時に期間限定で一般公開されています。紅葉シーズンの昼間の時間帯には、紅葉を楽しみながら粉茶と串団子のセット(500円)、夜のライトアップ営業時には粉茶とぜんざいのセット(500円)を味わうことができます。散策ルートはアップダウンもあるので歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

鍋島茂義公が江戸後期の造園時に創設した茶室で楽しむ粉茶と串団子
鍋島茂義公が江戸後期の造園時に創設した茶室で楽しむ粉茶と串団子

<紅葉シーズンや桜のシーズンにはライトアップも>

紅葉シーズンには大池を中心とした約4万坪のエリアで日本最大級の紅葉ライトアップがおこなわれます。今回は昼間に訪れましたが本当の秋の絶景はこのライトアップかもしれません。2019年のライトアップは、11月8日(金)から12月8日(日)の期間中の17:30~22:00。
紅葉シーズン以外にも、桜のシーズン(2019年は3月15日~4月12日)、ツツジと大藤、青モミジのシーズン(2019年は4月13日~5月6日)にもライトアップがおこなわれています。

<「御宿竹林亭」と「御船山楽園ホテル」の2つの宿泊施設>

御船山楽園には「御宿竹林亭」と「御船山楽園ホテル」の2つの宿泊施設があり、この2つの施設に宿泊すれば無料で御船山楽園に入園することができます。
「御宿竹林亭」は客室わずか11室の高級旅館。御船山楽園との一体感ある眺望を満喫することができる贅沢な空間です。「御船山楽園ホテル」はフロアロビーをアートの森に仕立てた、チームラボによる「呼応するランプの森とスパイラル-ワンストローク」を展開していることで有名なホテル。
2つの宿泊施設の利用者は御船山楽園の萩野尾御茶屋で営業する「茶屋バー」を庭園閉園後の22時以降も利用することもでき、桜や紅葉のライトアップ時には絶景を静かな空間で楽しむことができます。

 

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