2020
2
Jan

のんびり・ゆっくり気ままに過ごす絶景で非日常を味わう美味しいものを食べる

【広島】世界遺産「宮島」へのおすすめのアクセス

こんにちは。おすすめの旅をご紹介する週末旅日記です。

今回は広島随一の観光スポット「宮島」とそのシンボルである「厳島神社」をご紹介します。宮島は広島県廿日市市にある瀬戸内海に浮かぶ島です。国土地理院は「厳島(いつくしま)」を正式名称としていますが「宮島(みやじま)」という名称も広く使われています。
松島、天橋立と並び「日本三景」にも指定されている日本屈指の観光名所。1996年には宮島のシンボルである「厳島神社」がユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されていて、日本人観光客だけでなく外国人観光客にも人気の観光地。廿日市市が発表している宮島来島者数によると2018年度には約430万人が宮島を訪れています。

<広島駅から宮島の玄関口「宮島口」に行くにはJRか広島電鉄で>

宮島への玄関口「宮島口」のフェリー乗り場
宮島への玄関口「宮島口」のフェリー乗り場

広島駅から公共交通機関で宮島の玄関口である宮島口まで行く方法は主に2つ。JRを利用するか広島電鉄を利用するかのどちらかです。
スピード重視ならJRに軍配が上がります。山陽本線で約30分。しかも日中は約15分おきに電車があるので便利です。ただ、広島らしい移動手段である路面電車「広島電鉄(通称:広電(ひろでん))」での移動もおすすめです。広島の中心街「八丁堀」や原爆ドームの近くを通っていくので、路面電車に乗りながら広島観光ができます。広島駅から広電西広島までの区間は路面電車らしく道路の真ん中を走行しますが、そこから先の広電宮島口までの区間はJRと並走しながら専用軌道を走ります。路面電車なのに電車のように走る様子は、鉄道ファンならずともちょっとした電車の旅を楽しむことができますよ。

<行きは「JR西日本宮島フェリー」、帰りは「宮島松大汽船」がおすすめ>

JR西日本宮島フェリー
JR西日本宮島フェリー
宮島松大汽船
宮島松大汽船
「大鳥居便」から見える大鳥居と厳島神社
「大鳥居便」から見える大鳥居と厳島神社

宮島の玄関口「宮島口」から宮島に渡る手段はこれも2つ。JR西日本系列会社のJR西日本宮島フェリーと、広島電鉄系列会社の宮島松大汽船の2つのフェリーが運航されています。
土日はそれぞれ10分間隔程度で運航されているのでほとんど待ち時間なく乗船することができます。料金はいずれも片道180円。往復切符も購入することができますが割引はありません。SuicaやICOCAなどの交通系ICカードも利用できるので、ほとんどの人は切符を買わずに乗船しています。「宮島口」から「宮島」まではJRも松大汽船も約10分の船旅。その10分の船旅を楽しむなら、行きは「JR西日本宮島フェリー」、帰りは「宮島松大汽船」を選択することをおすすめします。なぜなら「JR西日本宮島フェリー」は宮島口発9:10から16:10の便で厳島神社の大鳥居に接近する「大鳥居便」を運航しているから。海上から大鳥居と厳島神社を正面から1枚の写真に収めることができます。フェリーに乗船したら進行方向に向かって右側に陣取りましょう。宮島のフェリーは「両頭双胴船」で両方に操舵室があるので、出発後方向転換することなく、まっすぐに宮島に向かいます。

<残念ながら大鳥居は修復工事中(2019年12月現在)>

大鳥居は修復工事中
大鳥居は修復工事中

宮島と言えば大鳥居。現在の大鳥居は1875年に再建された8代目です。高さ16メートル、重量は約60トンで、樹齢500~600年の自然のクスノキで作られ、根元は海底に埋められているわけではなく、鳥居の重みだけで立っています。
残念ながらこの大鳥居は2019年6月から修復工事に入っています。工事の足場に囲まれていてしばらくは大鳥居を拝めることができません。前回の葺き替えから25年が経過している大屋根の葺き替え、また前回の塗替えから15年が経過しているので旧塗装を掻き落として朱色塗装をし直すようです。また今回は全体の破損調査と構造診断をおこなうことになっており、その結果によって補修や補強方法を検討することになっているので工期は未定です。貴重な文化財を未来に残すための工事。修理が終わりその姿を再び表してくれるその日を待ちましょう。

<潮位をチェックしてから訪れましょう>

厳島神社と大鳥居は潮の満ち引きによって印象がまったく変わります。潮が引いている時間帯は歩いて大鳥居の近くまで行くことができます。真下から見上げる大鳥居は大迫力。訪れた時は潮が引いている時間帯ではなかったので、遠くから大鳥居を眺めました。
潮の満ち引きを確認できるWEBサイトとしては「宮島観光協会」が便利です。訪れる日の潮位を確認することができます。
(宮島観光協会WEBサイト)
http://www.miyajima.or.jp/sio/sio01.html

宮島観光協会のWEBサイトには潮位の目安が下記のとおり紹介されています。参考にしてください。
・嚴島神社が海に浮かんで見える潮位の目安は250㎝以上。
・大鳥居の根元まで歩いて行ける潮位の目安は100㎝以下。

<厳島神社は海も景色の一部>

平安時代の寝殿造りの建築美
平安時代の寝殿造りの建築美
朱塗りの廻廊は約275mもの長さ
朱塗りの廻廊は約275mもの長さ

厳島神社は1168年に平清盛の厚い信仰の元、現在の規模に造営されたと言われています。海の中に本殿や平舞台、高舞台、能舞台などの数々の社殿が配置されていて、それぞれの社殿が朱塗りの廻廊で結ばれています。廻廊は幅4mで約275mもの長さ。床板の間に目透しという隙間があり、高潮の時に下から押しあがってくる海水の圧力を弱め、海水や雨水を海へ流す役目を果たしています。(床板に隙間があり、隙間に挟まることがあるのでハイヒール等で参拝することはできません
平安時代の寝殿造りの建築美と海とのコラボは厳島神社ならではの絶景。海も厳島神社を構成する一部。厳島神社は潮が満ちている時間帯に訪れることをおすすめします。

<歩きながら食べられる!絶品「揚げもみじ」>

紅葉堂の「揚げもみじ」
紅葉堂の「揚げもみじ」

厳島神社参拝後は宮島のメインストリート「表参道商店街」での食べ歩きがおすすめ!特に、広島のお土産物の定番「もみじまんじゅう」を揚げた進化系もみじまんじゅう「揚げもみじ」はぜひ味わって欲しい一品です。
この揚げもみじ、創業100年以上の歴史を持つ紅葉堂で考案された新名物で、もともとは製造過程で多少出来栄えの良くないものを美味しく食べることができないかと考えて考案されたようです。味はこしあん、クリーム、チーズと瀬戸内レモンの4種類。できたて熱々のサクサクとした食感の揚げもみじを食べながらの街歩きはとても楽しいですよ。

 

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