2019
10
Nov

のんびり・ゆっくり気ままに過ごす絶景で非日常を味わう

【関東おすすめ温泉】日本一の高濃度硫黄泉:群馬県万座温泉

万座温泉全景

こんにちは。
おすすめの旅をご紹介する週末旅日記です。
関東おすすめ温泉シリーズの第1回。群馬県吾妻郡嬬恋村にある万座温泉をご紹介します。長野県との県境に近い万座温泉は標高1,800メートルに位置する日本有数の高原温泉。通年自家用車で行くことができる日本最高所の温泉です。冬はスキーで賑わい、夏も避暑地として多くの観光客が訪れます。

<万座温泉へのアクセス>

■車の場合
2019年の台風等の影響で各所で通行止めが発生しているため、下記のルートがおすすめです。(2019年11月現在)
上信越自動車道・碓井軽井沢IC⇒鬼押しハイウェー⇒嬬恋三原⇒万座ハイウェー⇒万座温泉
渋滞なくスムーズに走ることができれば、碓井軽井沢ICからの所要時間はおよそ1時間30分程度です。軽井沢を通るルートなので行き帰りで立ち寄ってみてもいいかもしれません。夏や紅葉シーズンは軽井沢エリアの混雑が激しくなるので注意してください。

■公共交通機関の場合
2019年の台風等の影響で万座温泉の最寄り駅JR吾妻線「万座・鹿沢口駅」が運休しているので、下記のルートがおすすめです。(2019年11月現在)
JR「軽井沢駅」⇒(路線バス・西武観光バス)⇒万座バスターミナル
軽井沢駅からの所要時間はおよそ1時間45分程度です。西武観光バスの本数は限られているので事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。

(西武観光バス時刻表)
https://www.seibubus.co.jp/timetable/dia/index.html
万座バスターミナルから各ホテルまではバスの到着時間にあわせて各ホテルのお迎えがあるので便利です。なお、万座プリンスホテル・万座高原ホテルは通年(ゴールデンウィーク・お盆を除く)、万座ホテル聚楽は冬期期間中に、軽井沢駅~万座・鹿沢口駅~ホテルを結ぶ宿泊者限定の無料送迎バスが運行されています。路線バスの運賃は片道2,940円とかなりの高額なので宿泊する際は絶対に利用しましょう。ちなみに予約は先着順なので土日は早めに予約することをおすすめします。

<万座温泉の特徴>

①日本一の高濃度硫黄泉
万座温泉に近づくと卵が腐ったような硫化水素の匂いに包まれます。お湯は白濁していてまさに温泉という雰囲気です。源泉の温度は約80度でかなり高温ですが、 各ホテルではその源泉をうまく冷やして提供しています。硫黄泉は硫化水素を吸入することなどにより高血圧や動脈硬化、糖尿病の治療に効果があるといわれています。熱いお湯なのでなかなか長湯はできませんが、ホテルに宿泊している人は一日に何度も温泉を味わっています。特に露天風呂は最高です。冬には氷点下10度くらいになりますが、冷え切った空気の中で熱々の温泉を楽しむのはまさに贅沢の極みです。

②国立公園の中にある温泉
万座温泉は上信越高原国立公園内の標高1,800メートルの高所に位置する温泉です。万座温泉スキー場がありなだらかな山の斜面にホテル・旅館が点在しています。いわゆる温泉街はなく各ホテル・旅館に宿泊してゆっくり温泉を楽しむのが万座温泉の楽しみ方です。万座温泉周辺には飲食店やコンビニエンスストアがないので、素泊まりで宿泊する際は各ホテルの売店を利用します。
夜は露天風呂にはいると温泉だけでなく、満天の星空も楽しむことができます。澄み切った空気の中、標高1,800メートルの高所から見る星空はまさに絶景。時間を忘れてリラックスできます。

③志賀草津高原ルートで温泉はしご旅がおすすめ
春季(4月下旬)~夏季(11月中旬)は、群馬県草津温泉から志賀高原を抜けて長野県湯田中・渋温泉郷に至る高原ドライブルート「志賀草津高原ルート」が利用できます。(冬季期間は積雪のため通行止め)このルートは有料道路ではなく国道292号で日本最高所を通る国道です。最高地点は群馬県と長野県の県境に位置する渋峠で標高2,172メートル。万座温泉はこの志賀草津高原ルートの途中に位置しています。(厳密にはルートを少し外れた場所に万座温泉があります)
群馬側からは草津温泉を出発して硫化水素の匂いが立ち込める荒涼とした岩場の殺生河原、草津白根山の湯釜といった観光名所を経て万座温泉に、長野側からは湯田中・渋温泉郷を出発して、志賀高原を抜けて横手山、渋峠などの観光名所を経て万座温泉に至ります。景色を楽しみながら、草津温泉、万座温泉、湯田中・渋温泉と温泉はしご旅がおすすめです。それぞれ名湯でお湯の特徴も異なるのでまさに温泉三昧の旅になると思います。
(※湯釜:残念ながら2019年11月現在、噴火警戒レベルが高いため湯釜に近づくことはできません)

渋峠ホテル
渋峠ホテル

<万座温泉おすすめホテル>

①万座ホテル聚楽
源泉「法性(ほうしょう)の湯」をホテルから800メートル先の奥万座から引いています。かなりの距離を引いているため温度が下がりますが加水することなく加温しています。温泉の成分そのままの源泉掛け流しです。おすすめは露天風呂「雲海の湯」。万座名物「空吹(からぶき)」を一望できる絶景の露天風呂です。夜になると空には満天の星空が広がります。時間を忘れて温泉と絶景を味わってみてはいかがでしょうか。
食事もおすすめです。自然派バイキングと銘打ち地元群馬の食材を活かしたヘルシー&ナチュラルなバイキングを楽しむことができます。ディナーは和・洋・中のおよそ50種類のバイキング。「上州麦豚」のしゃぶしゃぶや通常のニジマスよりも1年長い3年目に熟成する特徴がある群馬嬬恋村のブランドニジマス「ぎんひかり」の握り寿司などを味わうことができます。朝食ではその場で握ってくれるおにぎりが絶品です。小さく握られたおにぎりは何個でも食べられます。 宿泊代金は1年間比較的一定ですが、4月は土日でも割安のプランが出るときがあるので要チェックです。

万座ホテル聚楽
万座ホテル聚楽
万座ホテル聚楽
万座ホテル聚楽のエントランスホール

②万座プリンスホテル
プリンスホテルグループのホテルです。万座温泉スキー場のすぐ横にあり、スキーシーズンはスキーやスノボーを楽しむ人で賑わいます。こちらも絶景露天風呂「こまくさの湯」がおすすめです。男性用2つ、女性用2つ、共用1つと全部で5つの露天風呂があります。四季それぞれに絶景を楽しむことができますが、特におすすめは冬。雪の中での露天風呂は風情があります。
食事はブッフェだけでなく西洋料理、日本料理、中国料理とバラエティに富んだ食事を楽しむことができます。

 万座プリンスホテル
万座プリンスホテル

③万座高原ホテル
万座プリンスホテルと同じくプリンスホテルグループのホテルです。このホテルも露天風呂がおすすめ。「石庭露天風呂」は8つの露天風呂があり、7つが共用、1つが女性用。4つの源泉からお湯を引いており、万座温泉でも珍しい黄色のお湯や透明なお湯も堪能することができます。万座高原ホテルに宿泊すると絶景露天風呂「こまくさの湯」をはじめとする万座プリンスホテルの温泉も楽しむことができます。
このホテルの魅力は宿泊代金の安さ。素泊まりだと思わぬ格安プランが出てくる時があるので要チェックです。

万座高原ホテル
万座高原ホテル
 
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