2019
4
Nov

ブログ絶景で非日常を味わう

【成田空港・さくらの山】FLYING HONU(フライングホヌ/空飛ぶウミガメ)の撮影スポットをご紹介します!

ANA A380「フライングホヌ」

こんにちは。
おすすめの旅をご紹介する週末旅日記です。
今回は番外編。日本最大の国際空港で日本の航空会社だけでなく世界各国の航空会社が乗り入れする成田国際空港で、2019年5月からANAが就航しているエアバスA380「FLYING HONU(フライングホヌ/ 空飛ぶウミガメ)」を撮影する方法をご紹介します。飛行機の撮影は何だか難しいイメージがありますが、初心者の方でもしっかり撮影できるポイントをお伝えします。

<まずは成田国際空港内の撮影スポットをご紹介>

成田国際空港第一ターミナル
成田国際空港 第一ターミナル
成田国際空港 第一ターミナル デッキより

成田国際空港には3つのターミナルがあります。飛行機撮影ができる展望デッキがあるのは、ANAをはじめとする航空連合スターアライアンス、スカイチームに所属している航空会社が使用している第1ターミナルと、JALをはじめとする航空連合ワンワールドに所属する航空会社が使用している第2ターミナルです。

【第1ターミナル展望デッキの特徴】
●4000mあるA滑走路の全体を見渡すことができる
●大型機(A380やB747)が離着陸するのは必ずA滑走路
●コンビニやフードコートが近くにあり便利
●午前中は順光。午後は逆光

【第2ターミナル展望デッキの特徴】
●第2ターミナルに駐機している飛行機を間近に見ることができる
●北と南にわかれて展望デッキがある。レストランやお店が近くにあり便利
●B滑走路から離れているので離着陸シーンを見るのは難しい
●午後は順光

<FLYING HONU(フライングホヌ)が撮影できるのは第1ターミナル展望デッキ>

エアバスA380は今では珍しくなった4発機です。4発機とはエンジンが4つ付いている飛行機のこと。かなり大きな機体なので長い滑走路がないと離着陸できません。成田国際空港には第1ターミナル前にあるA滑走路と、もうひとつB滑走路がありますが、エアバスA380が離発着できるのは4000メートルもの長さを誇るA滑走路だけ。なので、FLYING HONU(フライングホヌ)は必ずA滑走路を使用します。ちなみに、巨大な機体がゆえに駐機できるスポットも決められていて、南ウィングの45番と46番のスポットだけ。いずれのスポットもファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーがある2階席に直接搭乗できる設備が備わっています。なお、残念ながらこの45番と46番スポットは展望デッキからはほとんど見えません。

<「FLYING HONU(フライングホヌ/空飛ぶウミガメ)」のフライトスケジュール>

成田国際空港第1ターミナル 着陸シーン ①
成田国際空港第1ターミナル 着陸シーン②

エアバスA380「FLYING HONU(フライングホヌ/空飛ぶウミガメ)」は、ANAの東京(成田)~ハワイ(ホノルル) 線だけに就航している専用機です。エアバスA380は東京国際空港(羽田空港)には就航できないので、日本では成田国際空港でしか見ることができません。

東京(成田)~ハワイ(ホノルル)線はANAに限らず、すべての便が夜(19~22時頃)に日本を出発して、夕方(15~18時頃)に日本に帰ってくるフライトスケジュール。「FLYING HONU(フライングホヌ/空飛ぶウミガメ)」は、下記の便で就航しています。

●フライトスケジュール ●
【日本→ハワイ】
・東京(成田)→ハワイ(ホノルル):
 ANA184 20:25→8:25(現地時間)【毎日運航】
・東京(成田)→ハワイ(ホノルル):
 ANA182 21:30→9:30(現地時間)【※特定日運航】
【ハワイ→日本】
・ハワイ(ホノルル)→東京(成田):
 ANA183 11:30(現地時間)→15:45【毎日運航】
・ハワイ(ホノルル)→東京(成田):
 ANA181 12:40(現地時間)→16:55【※特定日運航】
※2019年10月27日~2020年3月までの冬スケジュールです。
※ANA182とANA181は隔日運航のイメージです。毎日運航になるのは現在2機就航している「FLYING HONU(フライングホヌ/空飛ぶウミガメ)」の3号機が就航する2020年春以降になる見込みです。

日本を出発するのは夜です。相当な撮影機材を持っていないと夜の撮影は難しいので狙うなら日本に帰ってくるところです。ただし、上記はあくまでも時刻表なので、その日のフライトスケジュールはANAのWEBサイトに掲載されている
運航状況で確認してください。
(ANA運航状況)https://www.ana.co.jp/fs/int/jp/
調べる時の注意。成田到着便がホノルルを出発するのは現地時間の前日になります。例えば11月10日に撮影に来たら、11月9日出発で検索してください。

<フライングホヌは北から来るか、南から来るか?>

飛行機は風に向かって離陸・着陸します。当日の風向き次第でどのようなルートで着陸するかが変わります。
第1ターミナル展望デッキからA滑走路を見て、右から(北側から)着陸するか、左から(南側から)着陸するかは風向き次第です。大きな傾向としては、南風が吹きやすい春~夏は右から(北側から)着陸、北風が吹きやすい秋~冬は左から(南側から)着陸します。ただ、これは大きな傾向で、その日の風向きによって1日の中でも風の変化を受けて離着陸のルートが変わることがあります。そんな時に役立つのはリアルタイムで世界中の飛んでいる飛行機がわかる「フライトレーダー24」です。無料のアプリもあるのでダウンロードして使ってみてください。
(フライトレコーダー24) https://www.flightradar24.com

<南風運用の時は「さくらの山」での撮影がおすすめ>

さくらの山から撮影したフライングホヌ
さくらの山から撮影したフライングホヌ

「さくらの山」は、成田国際空港の外側から飛行機の離着陸を眺めることが出来る場所として知られるようになったA滑走路の北側に位置する小高い丘の上にある公園です。飛行機の離着陸を間近で体感することができるため、週末には多くのカメラマンや飛行機ファンが集まります。着陸シーンは迫力満点です。時間帯によっては次々とカラフルな機体の海外エアラインの飛行機を見ることができます。熱狂的な飛行機ファンだけでなく、「空の駅さくら館」という観光施設もあるのでドライブがてら寄っていくファミリーも多く見られます。 館内には、成田市の観光情報コーナーや地元で採れた新鮮野菜や手作りのお弁当、空港や成田ゆかりのお土産を販売しています。公園ではテントやレジャーシートでピクニックを楽しんでいる方々もいらしゃいます。駐車場もありますが、 3月下旬から5月中旬までは駐車場及び周辺道路が混雑するようです。その他、めずらしい飛行機が到着する場合もファンが殺到しますので、ご注意ください。公共の交通機関でもアクセスは可能です。JR成田駅から 航空博物館行きのバスに乗り、「さくらの山」バス停下車 約15分程度となります。詳しくは下記成田市観光協会HPでご確認ください。→ http://www.nrtk.jp/enjoy/shikisaisai/sakura-kan.html

<まとめ>

●春~夏の撮影
南風が吹いている時(春~夏)は北側から着陸する運用が多いです。この運用の時はさくらの山での撮影がおすすめです。
●秋~冬の撮影
北風が吹いている時(秋~冬)は南側から着陸する運用が多いです。この運用の時は第1ターミナル展望デッキでの撮影がおすすめです。

 
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